令和5年度国民年金加入・保険料納付状況、最終納付率は80%超

厚生労働省は令和6年6月27日、令和5年度の国民年金の加入・保険料納付状況を公表しました。令和5年度末の国民年金第1号被保険者数(任意加入被保険者含む)は1,387万人(前年度末比18万人減)となり、公的年金加入者数は6,745万人、このうち、未納者数は79万人(前年度比10万人減)。なお、厚生年金保険被保険者および国民年金第3号被保険者等も含めた公的年金加入対象者全体でみると、未納者は約1%となります。
令和5年度の国民年金保険料の最終納付率(令和3年度分保険料)は83.1%となり、令和4年度の最終納付率(令和2年度分保険料)より2.4ポイント増加。平成24年度(平成22年度分保険料)の64.5%から11年連続で上昇し、統計を取り始めた平成16年度の最終納付率(平成14年度分保険料)以降、最高値となりました。
都道府県別で保険料納付状況をみると、令和5年度の最終納付率が高かった順では島根(92.08%)、新潟(91.26%)、富山(90.81%)。一方、低い順では、大阪(77.71%)、東京(79.77%)、埼玉(80.15%)となった。また、令和4年度から令和5年度の最終納付率の上昇幅が大きかった上位3県は沖縄(4.16ポイント)、大阪(2.99ポイント)、神奈川(2.98ポイント)となっています。