自社に合う社労士の選び方とは?失敗しないための3つのポイント

昨今、法改正や働き方改革など労働環境が変わる中で適正な労務管理をする事が難しいと感じた事はないでしょうか。そこで労務管理の専門家である社労士に業務を依頼したいが、どのように選んで良いのかわらかないとよく耳にします。また社労士のアドバイスや判断によって、経営、特に事業主様と従業員との関わりが大きく左右される可能性が高くなる場合が多々あります。そこで、自社にあった社労士を選ぶ事が出来れば、労務管理の適正化、負担の軽減につながります。そこで、社労士の仕事、依頼するメリット、そして失敗しない選び方をご紹介します。

社労士はどんな業務を担ってくれる

〇社労士は社会保険労務士法に基づいた国家資格者です。国から労働保険、社会保険に関しての手続き等を事業主に代わって行う事ができる唯一の国家資格者です。

〇社労士の専門分野は労働分野と社会保険分野があります。

〇社労士のサービスはアウトソーシング型とコンサルティング型があります。

・アウトソーシング型とは保険の手続きや申請、給与計算、就業規則などの各種規程のアドバイスや作成、そして助成金のアドバイスや申請等があります。

・コンサルティング型とは労働、労使問題や労災、事故への対応など人事や労務管理に関してコンサルティングをします。

社労士に仕事を依頼する5つのメリット

〇得意分野と依頼内容が合っているか

・社労士によって得意とする分野が異なる為、自社の依頼に応えることができる社労士を探すこと が大切です。自社と同業の業種の会社をどれ位受託しているか、又は関わりがある等を確認する事 も大切です。

 〇対応が早いか

・社労士の対応の早さは問題の早期解決には欠かせません。忙しい社労士事務所の場合、電話がつながりにくい、質問しても返答が遅いなど対応が遅い場合があります。対応が遅いとストレスになるだけでなく、業務の進捗状況に影響が出たり、問題が悪化したりするリスクがあります。

 〇相談しやすいか

・気軽に相談できる社労士に依頼すると、共通の認識を持つことができる為、問題に正確に対処できる。ポイントは親身になって聞いてくれるか、難しい法律用語を多用していないか、簡単なことにも応えてくれるか、などをチェックします。

 〇必要な意見を言ってくれるか

・顧客のことを考えて言いにくいこともはっきりと言ってくれる社労士を選ぶと良いです。それは顧客にとって都合のいいことばかりを言う社労士だと、労使関係や労働・社会保険業務の問題が是正されずトラブルに発展する可能性があるからです。

 〇実績はあるか

・実績が多いほど多くのノウハウをもっており、深刻な労働問題や特殊な雇用事例、また急な行政 の調査に相談等の対応が出来ます。ホームページに掲載されているこれまでの実績やお客様の声を チェックしたり、電話で直接問合せて確認するのも良いです。最近では口コミ、紹介もかなり増え ています。後、セミナーや講演などの実績も社労士の実績も社労士の実力を評価するうえで参考と なります。

 〇セキュリティ対策は十分か

・社労士に業務を委託する場合、従業員の個人情報を預けることになる為、セキュリティ対策が十分か確認が必要です。セキュリティ対策が不十分だと意図せず情報漏洩する恐れがあります。その為、プライバシーマークやSRPⅡ認証などの第三者機関による認証を受けているか確認した方が良いでしょう。

 

まとめ

社労士に業務を委託する事は、自社の業務負担軽減、労使トラブルの未然防止、助成金の活用等いろいろなメリットがあります。いろいろな角度から自社へ最も合う社労士を探しましょう。また、当初思っていた事と異なる場合もあると思います。その場合には、その社労士事務所の担当者を変更して貰ったり、それでもその社労士事務所とは合わないと判断すれば、業務委託契約に基づいて、速やかに社労士事務所を変更するのも良いです。