高齢者の労災対策が努力義務へ

厚生労働省は増加傾向にある高年齢労働者の労働災害を防ぐため、企業に対し、高齢者に配慮した作業環境の整備などの労災対策を努力義務として課す案を労働政策審議会安全衛生分科会に示し、大筋で合意されました。2025年の通常国会に労働安全衛生法の改正案を提出する方針で、指針も策定し、段差の解消や手すりの設置、定期健康診断や体力チェックの実施により健康や体力に応じた業務の割振りなどを求めることが想定されています。