新労働制度 厚労省審議会が論点提示

 厚生労働省は9月10日の労働政策審議会で、時間ではなく成果で評価する「ホワイトカラー・エグゼンプション」について、詳細の検討を始めました。

 この制度の対象となるのは、年収が最低1000万円以上の高度な専門職というところまでは決まっており、年内に詳細を詰め、来年の通常国会での法改正を目指しています。しかし、長時間労働で過労死を招くと反発する声も多く、年収基準の引き上げや職種の絞り込み、長時間労働を防ぐ具体的な仕組みを盛り込めるかが焦点となります。