パワハラ自殺 さいたま市に1,300万円の賠償命令 

 さいたま市職員の自殺の原因について、先輩職員のパワーハラスメントが原因だったとして、両親が同市に慰謝料など損害賠償を求めていました。18日にさいたま地裁で判決があり、パワハラを認定した上で、市側の安全配慮義務違反と自殺の因果関係を認め、計約1320万円の支払いを命じました。

 裁判長は、パワハラがあったと認め、相談を受けた上司に調査や配置転換をする義務があったと指摘しました。一方で、両親らも精神状況の悪化を認識していたとして、賠償額の8割を過失相殺しました。