退職勧奨でうつ 日本IBM社員を労災認定

退職勧奨を繰り返し受けてうつ病になった日本IBMの50代の男性社員が、中央労働基準監督署から労災認定を受けたことが12月9日分かりました。退職勧奨で労災が認定されるのは非常に珍しいということです。

 男性は社内システムの管理に従事していましたが、昨年12月、「業務成績が悪い」として直属の上司から月末までの退職を求められました。募集枠が埋まったため退職勧奨は中止されましたが、今年2月に4回にわたって上司と面談し、早期退職するよう求められ「(早期退職を)受けない場合は、解雇になる」と言われました。

 男性は体調悪化で出社できなくなり、現在も休職中です。6月に中央労基署に労災申請し、今月1日に認定通知があったということです。