「同一労働同一賃金」支援センターを全都道府県に設置へ 厚生労働省

 「同一労働同一賃金」の実現に向けて、厚生労働省は制度の導入を検討する企業などの相談に専門に応じる支援センターを来年度、すべての都道府県に設置することにしました。

 同一労働同一賃金をめぐっては、国の検討会で正社員と非正規労働者で賃金や待遇に差をつける場合の基準を示すガイドラインの作成の議論が行われるなど具体的な検討が進められています。

 支援センターには、外部に委託してコンサルタントを配置し、同一労働同一賃金の導入を検討する企業に就業規則の作成などをアドバイスするほか、非正規労働者からの相談にも応じるということです。厚生労働省は、このほか中小企業を対象に有期雇用の非正規労働者を正社員にした場合の助成金を拡充するなど、非正規労働者の待遇改善に取り組むことにしています。

【NHK NEWS WEB】
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160824/k10010651741000.html?utm_int=nsearch_contents_search-items_004