判例 記事の一覧

労災受給者 解雇有効 東京高裁

 業務が原因の病気で労災認定された後、休職中に「打ち切り補償」を支払われて解雇された元大学職員の男性が地位確認を求めた訴訟の差し戻し控訴審で、東京高裁は12日、男性の訴えを退ける原告逆転敗訴の判決を言い渡しました。河野清 […]

契約社員に手当不支給は違法 会社に支払い命令

 運送会社で契約社員のトラック運転手として働く男性が、正社員に支払われる手当などとの差額分計約578万円を会社に求めた訴訟の控訴審判決が26日、大阪高裁であった。池田光宏裁判長は一審大津地裁彦根支部判決を変更し、一部の手 […]

海外勤務中に死亡の会社員 過労による労災を認定

 海外の子会社で勤務中に死亡した会社員の男性について、過労による労災が認められました。海外の勤務で国内と同じように労災が認められるのは珍しいということです。この男性は、労災保険の「特別加入」の手続きが取られていなかったた […]

休憩も労働時間に含める判決

 脳内出血で後遺症が残った警備員の男性が、月100時間を超える長時間の労働が原因だと訴えた裁判で、東京地方裁判所は、「休憩中に無線機を持たされるなど労働を義務づけられていた」として、労災と認める判決を言い渡しました。男性 […]

歓送迎会後の事故は労災 最高裁が認める判決

 会社の飲み会から仕事に戻る途中の事故で亡くなった社員の妻が起こした裁判で、最高裁判所は「当時の事情を総合すると会社の支配下にあったというべきだ」として労災と認める判決を言い渡しました。 【NHK】http://www3 […]

マタハラ認定 会社と上司に賠償命令

 妊娠後に業務軽減を求めたのに怠ったのはマタニティー・ハラスメントにあたるとして、女性職員が介護サービス会社「ツクイ」(横浜市)と上司に計約500万円の損害賠償を求めた訴訟で、福岡地裁小倉支部は4月19日、訴えの一部を認 […]

海外勤務中に過労死、労災適用認める判決

 中国・上海に赴任中に死亡した男性(当時45歳)について、日本の労災保険が適用されるかどうかが争われた訴訟で、東京高裁は4月27日、保険を適用できないとした一審・東京地裁判決を取り消し、遺族補償の支給を認めました。 【朝 […]

妊娠報告後の解雇は「無効」  東京地裁判決

 会社に妊娠を告げた2か月後に解雇されたとして、東京都内のカバン会社に勤めていた中国人の女性が、解雇の無効と地位確認などを求めていた裁判で、東京地裁は3月22日、解雇を無効と判断し、解雇以降の未払い賃金を支払うよう会社に […]

臨時職員の雇用変更繰り返す長期雇用は違法 長崎地裁判決

 長崎県に約6年半勤めながら、雇用主が県や外郭団体に短期間で繰り返し替わる雇用契約を毎月結び直す手法で社会保険に加入させなかったのは違法として、元臨時職員の女性が県に計約420万円の損害賠償を求めた訴訟で、田中俊行裁判長 […]

大手居酒屋チェーン、過労自殺訴訟で和解

 大手居酒屋チェーンの女性新入社員が過労のため自殺し遺族が同社の創業者ら会社側を相手取り損害賠償を求めていた裁判で、会社側が責任を認め遺族に謝罪し、約1億3000万円を支払うことで和解が成立しました。遺族や弁護士が8日に […]

セクハラ発言への警告ない懲戒処分は「妥当」 最高裁

 大阪の水族館運営会社の男性管理職2人による女性派遣社員へのセクハラ発言をめぐり、会社側が警告せず出勤停止とした懲戒処分が重すぎるかについて争われた訴訟の上告審判決が26日、最高裁第1小法廷(金築誠志裁判長)でありました […]